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itachiの散策日記

硫黄系の温泉巡りと、ゆる~い登山・トレッキングの日記です!

高天原に行く・・・1日目

  

高天原に行く・・・1日目

「登山届を出して出発です」


 憧れだった高天原温泉に2泊3日で行ってきた。テント泊装備を背負って、三俣山荘までのロングトレイルを歩けるか心配しつつ・・・。

 2016年8月23日の午後11時過ぎに、深山荘前の無料駐車場に到着。水曜日と言うタイミングもあって、駐車場は5割ほどしか埋まっていなかった。なお、トイレは簡易型が2つあった。

 鍋平の無料駐車場から歩くとなると、かなりの時間が加算されるのでとても助かる。
新穂高駐車場マップ)PDF

高天原に行く・・・1日目

「流石に真っ暗です」


 しばらく仮眠を取ってから準備を整えて、午前2時30分にロガーの計測を開始して出発。当然のことだが、辺りは真っ暗だった。


高天原に行く・・・1日目
「トイレは24時間使えるようです」


 新穂高の登山指導センターで登山届を提出。トイレに寄ってから、午前2時50分より三俣山荘を目指して登り始める。しばらく舗装された道路を歩いて行くと、林道のゲートに到着。


高天原に行く・・・1日目
「林道のゲート」


 ここからしばらくは車も通れる林道をひたすら歩いて行くと、午前4時前に笠新道登山口分岐に到着。登山者指導センターから1時間10分ほどかかった(ほぼコースタイム)。


高天原に行く・・・1日目
「ワサビ平小屋」


 笠新道登山口分岐から10分でワサビ平小屋に到着。まだ出発しそうな人は見当たらなかった。


高天原に行く・・・1日目
「小池新道分岐」


 ワサビ平小屋から20分ほどで小池新道分岐に到着。林道歩きですでにバテバテであるが、ここからが本当の登山道である。


高天原に行く・・・1日目
「小池新道は、とてもよく整備されている」


 小池新道は、石がバランスよく組み合わされていて、とても歩きやすい。帰りは、この整備状況にとても助けられることになる。


高天原に行く・・・1日目
「秩父沢」


 秩父沢には、午前5時30分頃到着。水場に指定されているが、沢水なので携帯浄水器(スーパーデリオスを使用)を使って、1ℓ飲み水を作って追加。行動食も取ってしばし休憩。


高天原に行く・・・1日目
「チボ岩」


 休憩後は、午前5時48分に秩父沢を出発。そこから10分ほどでチボ岩、20分ほどでイタドリヶ原に到着した。


高天原に行く・・・1日目
「イタドリヶ原」


 平らな石の上にザックを下して休憩。今回の装備重量は15kg位。2泊3日のテント泊装備としてはごく普通の重量だが、itachiの体力ではやはりキツイようだ。


高天原に行く・・・1日目
「シシウドヶ原」


 いつまでも休んではいられないので、頑張って歩いて行くと、午前7時にシシウドヶ原に到着。ベンチがあったので、またも一休み。ここで、ようやく標高2,000mを越えた。


高天原に行く・・・1日目
「熊の踊り場付近」


 シシウドヶ原のベンチで休憩後は、鏡平山荘を目指してひたすら歩いて行くと、何やら工事の音が響いてきた。


高天原に行く・・・1日目
「ウッドデッキを新設?修理?してるみたい」


 ウッドデッキの工事を横目に見つつ進み、鏡平山荘には午前8時に到着。登山者指導センターから、休憩込みで5時間10分かかった。


高天原に行く・・・1日目
「鏡平山荘」


 パンを齧りつつ、15分程度の休憩を取ってから出発。晴れていれば槍ヶ岳が湖面に良い感じで映るらしいのだが……。残念ながらガスっていて何も見えない(涙)。


高天原に行く・・・1日目
「弓折岳分岐」


 ガスっていて何も見えないので、下だけ見つつ頑張って登って、午前9時23分に弓折岳分岐に到着。へとへとなので、ザックを下してベンチで15分程一休み。


高天原に行く・・・1日目
「痩せ尾根って言うほどではないけど……」


 ここまでのルートは、夏山に限っては特に危険な場所は無いと思う。北アルプスの人気コースだけあって、とてもよく整備されていた。


高天原に行く・・・1日目
「トリカブト」


 ガスっていて何も見えないので、トリカブトなど撮ってみる。晴天なら良い景色なんだろ~なと思いつつ、双六小屋に向けてトボトボと歩いて行く。


高天原に行く・・・1日目
「双六小屋と鷲羽岳」


 ひたすら歩いていると、突然視界が開ける。双六小屋と、その向こう側に鷲羽岳が見えた!思わず、お~っ!!とか言いそうになってしまった(近くを歩いていた人は言っていた)。


高天原に行く・・・1日目
「双六小屋のテント場」


 小屋が見えてからが結構長かったが、頑張って歩いて双六小屋のテント場に到着。今日はここまでにしたいな~と思いつつも、我慢して小屋へと向かう。


高天原に行く・・・1日目
「双六小屋」


 双六小屋には、午前10時49分に到着。ここまで、およそ8時間……。まだまだ先は長いが、取り合えず、小屋で早めのお昼ご飯を食べる。


高天原に行く・・・1日目
「1700円……」


 カレーライス900円と、コーラフロート800円を注文。どちらも普通なんだけど、とてつもなく美味しく感じた。お腹が減っていると、数倍は美味しく感じるんだな~。


高天原に行く・・・1日目
「トイレと水場」


 トイレを借りて、午前11時20分過ぎに双六小屋を出発する。なお、トイレは100円で、トイレットペーパーは無し。水場は無料だったが、深刻な渇水状況らしかった。


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「双六小屋を上から眺める」


 三俣へのルートは、双六岳を登るルート、中道ルート、巻道ルートとあるが、今回は無難に巻道ルートを行く。


高天原に行く・・・1日目
「巻道ルート分岐点」


 巻道ルートって楽そうだが、実はそれなりに大変だった。疲れてるので、わずかなアップダウンがかなり効いてくる。


高天原に行く・・・1日目
「アップダウンがキツイけど、良い道だと思います」


 時々休憩を入れつつ歩いて行くと、ようやく三俣山荘が見えてきた。しかし、そこからがまた遠い……。


高天原に行く・・・1日目
「見えてからが遠いシリーズ」


 なんとか歩ききって、午後1時52分に無事三俣山荘に到着。18.2km・11時間19分35秒の散策だった


高天原に行く・・・1日目
「三俣山荘」


 新穂高の登山者指導センターからここまで、およそ11時間か……(山と高原地図のコースタイムは10時間)。そりゃ疲れるわけだ。取りあえず、計画通りに到着できて良かった。


高天原に行く・・・1日目
「三俣山荘からの鷲羽岳」


 山荘から鷲羽岳が綺麗に見える。今回は登らない予定だが、いつか登りに来ても良いかもと思いつつ、テントの受付(1,000円)をしてテント場に行く。


高天原に行く・・・1日目
「別荘を設置しました!」


 別荘を設置後は、ハイマツの日陰に入ってしばし休憩。……が、アブが五月蠅すぎて辛い。刺すタイプのアブじゃないので実害は無いんだけど、もうウザイったらない。


高天原に行く・・・1日目
「この数ですからね~」


 この日は概ね曇りだったので、テントの中に逃げ込むことが出来た。横になってしばし休憩してから、ジェットボイルでお湯を沸かしてご飯にする。


高天原に行く・・・1日目
「次回は食事を考えよう」

 ご飯が終了すると同時位に雷雨になった。やはり、早出・早着は基本だな~。雨の中でテントを組み立てるなんて、考えただけで嫌だもん。


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「夜の別荘」

 雨はそれほど長く降らず、午後7時頃(8時だったかも)にトイレに山荘まで行ったら、綺麗な星空が広がっていた。ここのテント場は、トイレが山荘にしかないので遠いんだよな~。そこだけが残念・・・。

 そうそう、トイレにはトイレットペーパーが常備されていた。簡易水洗でまずまず綺麗だが、独特の匂いは仕方ないか……。

 夜はそれ程寒くなく、翌日の午前2時までグッスリと眠ることが出来た。さて、ご飯を食べて出かける準備をしますか……。


高天原に行く・・・2日目に続く


駐車場(市営新穂高第三駐車場を利用。無料)







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