鬼怒沼山
「鬼怒沼山の山頂。展望は・・・無し!」
鬼怒沼山(きぬぬまやま)は、群馬県と栃木県の県境付近にある、標高2141mの山。関東百名山、群馬百名山、栃木百名山の一つ。山頂付近には、日本有数の高層湿原である鬼怒沼がある。
10月8日の午前0時過ぎに夫婦渕の駐車場に到着。かなり風が強いが、気にせずに午前5時まで仮眠をとる。
「夫婦渕駐車場。トイレは夜間でも明かりがつきます」
携帯のアラームで予定通りに目が覚めたが、強風な上に天気が悪く、行こうか帰ろうかしばし悩みつつ車で待機。
5時半頃まで車でぼけ~と待機していると山に朝日がさしてきたので、午前5時53分にロガーの記録を開始して予定通り鬼怒沼山を目指してみることにする。
「奥鬼怒スーパー林道林道ゲート。一般車は入れません」
奥鬼怒スーパー林道のゲートを潜り、鬼怒川に架かる橋を渡って奥鬼怒歩道入口へ行く。
「橋から鬼怒川を見下ろす」
橋から鬼怒川を見つつ対岸に向かう。この辺りは紅葉にはまだ少し早いようだ。
「奥鬼怒歩道入口。木の杖が置いてありました」
鉄の階段を登り、登山道のような道を登って行くと、最初の道標に到着。
「加仁湯温泉まで4km・70分か……」
歩道を行くので右に行く。歩道は一部を除き整備された歩きやすい道だが、泥濘があったりするので、温泉まで行くだけの場合でもサンダルは止めた方が良さそうだ。
「最初の吊り橋。歩道はよく整備されている」
吊り橋を渡って進んで行くと、やがて雨が降ってきた……。小雨だったのでザックから合羽の上着だけ取り出して着て、一応ザックカバーも付ける。
「全体的に歩き易い道ですが、一部登山道みたいな道もあります」
やれやれと思いつつ歩いているとさらに雨が強くなってきたため、さらに下も装着。風もかなり強く、もう引き返したくなってくる。
「たしか2番目の橋だったと思います」
しかし、それ程大量に雨が降りそうな感じではないし、折角なので先に進んでみることにする。
「道標はあるし、道はしっかりしてるので迷うことは無いでしょう」
鬼怒川を眺めながら森の中を行くこの奥鬼怒歩道は、晴れていればとても気持ちよさそうだ。
「晴れていれば気持ちよさそうな道」
岩魚でも居ないかな~と鬼怒川を見ながら進んで行く。結構人が入るみたいで、支流に岩魚君が一匹居た以外は見つけられなかった。
「この辺りの紅葉はあと少しと言ったところ」
八丁の湯には、午前7時23分に到着。駐車場からおよそ1時間半掛かった。
「八丁の湯。結構大きな施設です」
八丁の湯から林道を10分ほど歩いて加仁湯に到着。今回は、ここに入ることも目的の一つだが、今はスルーする。
「時々青空も見えるんだけど、基本的には曇り/雨・・・」
この辺りでは雲の間から青空が見えたりして、上に行けばもしかして……とか期待していた。
「手白澤温泉分岐。一回泊まってみたい温泉」
加仁湯からすぐの場所に手白澤温泉への分岐がある。ここは加仁湯や八丁の湯と違って車での送迎が無く、歩いてしか行けない温泉だが、残念ながら日帰り入浴は出来ない。
「加仁湯~日光澤温泉間は法面工事中だった」
日光澤温泉には、午前7時48分に到着。駐車場からおよそ1時間55分掛かった。合羽着たりしたためか、思っていたよりも時間が掛かった。
「鬼怒沼登山口は、日光澤温泉の軒先を通って行く」
水を一口頂いてから、鬼怒沼山を目指して登山開始。根名草山との分岐を鬼怒沼方面へと進み、途中の温泉神社で道中の安全を祈願する。
「根名草山と鬼怒沼方面の分岐」
橋を渡ると、少しだけ本格的な登山道っぽい感じになってくる。危険は無いが、ある程度の装備はあった方が良さそうだ。
「下山時、この辺りにサルが居ました」
川を見ながら進むと、淵に尺上はありそうな岩魚?が居たので写真を撮ろうとしたが、残念ながら手持ちのコンデジでは遠くて写らなかった。
「奥鬼怒第三砂防ダムから上流は禁漁のようです」
第三砂防ダムを過ぎてしばし歩くと、ノシ滝と書かれた名盤と道標がある。
「右上がノシ滝です。近くに行かないとわかりにくいです」
さらに進んで、ヒナタオソロシの滝との分岐に到着。帰りに余力があったら寄ってみようと思いながらスルーする(時間的に無理だった……)。
「ヒナタオソロシの滝との分岐」
ここらは結構急な登りになるので、ゆっくりと体力をセーブしながら登って行く。
「よく整備されていて、危険個所はほぼ無い」
少しお腹がすいてきたので、 スポーツようかんプラスを齧りながら進む。量が多過ぎず、固形の物より食べやすいので最近お気に入りだ。
「オロオソロシ滝展望台」
オロオソロシの滝はちょっと遠い上に落差がかなりあるので、何度撮影しても上手く写せなかった。
「よくわからないと思うけど、オロオソロシの滝です」
さらに上を目指して滝を後にする。
「登山道はとてもよく整備されている」
登山道はとてもよく整備されているが、結構な急登でそれなりにキツイ。
「鬼怒沼への登山道の一部」
前回登った巻機山で痛めた膝に不安があるため、ゆっくりと登って行くと、やがて木道が出てきた。
「木道が出てからも地味に遠い」
木道が出てきたのですぐそこかなと思ったが、実際には最初に出てから鬼怒沼まではまだ1km以上あった。
「一瞬だけ日がさしたが、あとは暴風雪……」
まだ着かんのかと思いつつ歩いて行くと、ようやく鬼怒沼に到着。ここは標高2,020mにある日本有数の高層湿原である。
「木道は2又に分かれるが、行先は同じ」
もしかしたら晴れてるかもと思ったのだが、鬼怒沼は無情にも曇りの上に風速15m位の暴風であった。しかも、雪?霰?も降ってくるし……。
「目的の鬼怒沼山」
天気悪くてもう帰りたくなったが、ここまで来たので鬼怒沼山の山頂を目指して歩いて行く。
「大清水方面と尾瀬方面との分岐」
鬼怒沼山への登山道はそれ程高低差があるわけではないし、刈り払いもしてあるので比較的楽だ。
「掘れている場所もあるが、歩きやすい登山道」
サクサク進んで、鬼怒沼山と尾瀬方面の分岐に到着。この辺りで風と雪と言うか霰と言うかが強くなってきた。
「栃木百名山はよく整備されていると思う」
山頂への登山道はちょっとだけ急ではあるが、標高差はさほどないのでサクサクと登って行ける。
「枯葉の上などに積もって白くなってきた」
分岐からは12分ほどで山頂に到着。駐車場から鬼怒沼山山頂までは、およそ5時間20分だった(山と高原地図のコースタイム位)。
「石が乗っている方が三角点?」
山頂には名盤と三角点があるのみで、展望はほぼ無いと言ってよいだろう。不安のある膝にサポーターを付けてから下山開始。
「東電巡視小屋の外観」
すでに膝が痛くなっていたが、サポーターのお蔭で巡視小屋までスムーズに下山することが出来た。
「巡視小屋内部。ちょっと泊まりたくはない……」
昼近かったため、巡視小屋で昼食と膝のケアを含めて15分程休憩してから、午後12時10分位に下山を開始する。
「日光白根山は薄ら白くなっていた」
痛む膝を庇いつつゆっくりと下りて、午後2時頃に日光澤温泉に到着。ここの日帰りは3時までなので何とかセーフだ。
「用がある人は鐘を鳴らして呼び出します」
鐘を鳴らしてからしばらくして山小屋の人が来たので入浴料500円を支払って入浴……。
「透明なお湯と白濁の硫黄泉の2種類の露天風呂がありました」
急がないと加仁湯の日帰り入浴時間に間に合わないのだが、どっぷりと入浴してしまった・・・。林道を急いで加仁湯に向かう。
「加仁湯は有名なだけあってすごく良かったです」
加仁湯には午後2時42分に到着。受付で日帰り入浴券(¥500円)を購入して温泉を堪能!微白濁の硫黄泉は最高だった!!
「帰り道に岩魚が居たので撮ってみました」
温泉に入った後は、夫婦渕の駐車場に向かってひたすら歩いて行く。膝が傷むが、幸いこの奥鬼怒歩道はほとんど高低差が無い道なので何とか歩いて行ける。
「行きはしまってましたが、帰りはゲートのバーが開いてました」
夫婦渕駐車場には、午後4時50分位に到着。車まで戻って、荷物を放り込んでからロガーを停止する。全行程22km・およそ11時間(日帰り温泉2か所&休憩含む)の散策だった。
「バス・タクシー等、公共機関も充実しているようです」
鬼怒沼山は標高差およそ1,000m程であるが、駐車場からの距離が長いのでなかなか大変だった。ヒナタオソロシの滝が見れなかったので、いつか手白澤温泉に泊まって見に行きたいと思いつつ、夫婦渕を後にしたのだった……。
駐車場(夫婦渕駐車場を利用。トイレあり)
「夫婦渕駐車場。トイレは夜間でも明かりがつきます」
携帯のアラームで予定通りに目が覚めたが、強風な上に天気が悪く、行こうか帰ろうかしばし悩みつつ車で待機。
5時半頃まで車でぼけ~と待機していると山に朝日がさしてきたので、午前5時53分にロガーの記録を開始して予定通り鬼怒沼山を目指してみることにする。
「奥鬼怒スーパー林道林道ゲート。一般車は入れません」
奥鬼怒スーパー林道のゲートを潜り、鬼怒川に架かる橋を渡って奥鬼怒歩道入口へ行く。
「橋から鬼怒川を見下ろす」
橋から鬼怒川を見つつ対岸に向かう。この辺りは紅葉にはまだ少し早いようだ。
「奥鬼怒歩道入口。木の杖が置いてありました」
鉄の階段を登り、登山道のような道を登って行くと、最初の道標に到着。
「加仁湯温泉まで4km・70分か……」
歩道を行くので右に行く。歩道は一部を除き整備された歩きやすい道だが、泥濘があったりするので、温泉まで行くだけの場合でもサンダルは止めた方が良さそうだ。
「最初の吊り橋。歩道はよく整備されている」
吊り橋を渡って進んで行くと、やがて雨が降ってきた……。小雨だったのでザックから合羽の上着だけ取り出して着て、一応ザックカバーも付ける。
「全体的に歩き易い道ですが、一部登山道みたいな道もあります」
やれやれと思いつつ歩いているとさらに雨が強くなってきたため、さらに下も装着。風もかなり強く、もう引き返したくなってくる。
「たしか2番目の橋だったと思います」
しかし、それ程大量に雨が降りそうな感じではないし、折角なので先に進んでみることにする。
「道標はあるし、道はしっかりしてるので迷うことは無いでしょう」
鬼怒川を眺めながら森の中を行くこの奥鬼怒歩道は、晴れていればとても気持ちよさそうだ。
「晴れていれば気持ちよさそうな道」
岩魚でも居ないかな~と鬼怒川を見ながら進んで行く。結構人が入るみたいで、支流に岩魚君が一匹居た以外は見つけられなかった。
「この辺りの紅葉はあと少しと言ったところ」
八丁の湯には、午前7時23分に到着。駐車場からおよそ1時間半掛かった。
「八丁の湯。結構大きな施設です」
八丁の湯から林道を10分ほど歩いて加仁湯に到着。今回は、ここに入ることも目的の一つだが、今はスルーする。
「時々青空も見えるんだけど、基本的には曇り/雨・・・」
この辺りでは雲の間から青空が見えたりして、上に行けばもしかして……とか期待していた。
「手白澤温泉分岐。一回泊まってみたい温泉」
加仁湯からすぐの場所に手白澤温泉への分岐がある。ここは加仁湯や八丁の湯と違って車での送迎が無く、歩いてしか行けない温泉だが、残念ながら日帰り入浴は出来ない。
「加仁湯~日光澤温泉間は法面工事中だった」
日光澤温泉には、午前7時48分に到着。駐車場からおよそ1時間55分掛かった。合羽着たりしたためか、思っていたよりも時間が掛かった。
「鬼怒沼登山口は、日光澤温泉の軒先を通って行く」
水を一口頂いてから、鬼怒沼山を目指して登山開始。根名草山との分岐を鬼怒沼方面へと進み、途中の温泉神社で道中の安全を祈願する。
「根名草山と鬼怒沼方面の分岐」
橋を渡ると、少しだけ本格的な登山道っぽい感じになってくる。危険は無いが、ある程度の装備はあった方が良さそうだ。
「下山時、この辺りにサルが居ました」
川を見ながら進むと、淵に尺上はありそうな岩魚?が居たので写真を撮ろうとしたが、残念ながら手持ちのコンデジでは遠くて写らなかった。
「奥鬼怒第三砂防ダムから上流は禁漁のようです」
第三砂防ダムを過ぎてしばし歩くと、ノシ滝と書かれた名盤と道標がある。
「右上がノシ滝です。近くに行かないとわかりにくいです」
さらに進んで、ヒナタオソロシの滝との分岐に到着。帰りに余力があったら寄ってみようと思いながらスルーする(時間的に無理だった……)。
「ヒナタオソロシの滝との分岐」
ここらは結構急な登りになるので、ゆっくりと体力をセーブしながら登って行く。
「よく整備されていて、危険個所はほぼ無い」
少しお腹がすいてきたので、 スポーツようかんプラスを齧りながら進む。量が多過ぎず、固形の物より食べやすいので最近お気に入りだ。
「オロオソロシ滝展望台」
オロオソロシの滝はちょっと遠い上に落差がかなりあるので、何度撮影しても上手く写せなかった。
「よくわからないと思うけど、オロオソロシの滝です」
さらに上を目指して滝を後にする。
「登山道はとてもよく整備されている」
登山道はとてもよく整備されているが、結構な急登でそれなりにキツイ。
「鬼怒沼への登山道の一部」
前回登った巻機山で痛めた膝に不安があるため、ゆっくりと登って行くと、やがて木道が出てきた。
「木道が出てからも地味に遠い」
木道が出てきたのですぐそこかなと思ったが、実際には最初に出てから鬼怒沼まではまだ1km以上あった。
「一瞬だけ日がさしたが、あとは暴風雪……」
まだ着かんのかと思いつつ歩いて行くと、ようやく鬼怒沼に到着。ここは標高2,020mにある日本有数の高層湿原である。
「木道は2又に分かれるが、行先は同じ」
もしかしたら晴れてるかもと思ったのだが、鬼怒沼は無情にも曇りの上に風速15m位の暴風であった。しかも、雪?霰?も降ってくるし……。
「目的の鬼怒沼山」
天気悪くてもう帰りたくなったが、ここまで来たので鬼怒沼山の山頂を目指して歩いて行く。
「大清水方面と尾瀬方面との分岐」
鬼怒沼山への登山道はそれ程高低差があるわけではないし、刈り払いもしてあるので比較的楽だ。
「掘れている場所もあるが、歩きやすい登山道」
サクサク進んで、鬼怒沼山と尾瀬方面の分岐に到着。この辺りで風と雪と言うか霰と言うかが強くなってきた。
「栃木百名山はよく整備されていると思う」
山頂への登山道はちょっとだけ急ではあるが、標高差はさほどないのでサクサクと登って行ける。
「枯葉の上などに積もって白くなってきた」
分岐からは12分ほどで山頂に到着。駐車場から鬼怒沼山山頂までは、およそ5時間20分だった(山と高原地図のコースタイム位)。
「石が乗っている方が三角点?」
山頂には名盤と三角点があるのみで、展望はほぼ無いと言ってよいだろう。不安のある膝にサポーターを付けてから下山開始。
「東電巡視小屋の外観」
すでに膝が痛くなっていたが、サポーターのお蔭で巡視小屋までスムーズに下山することが出来た。
「巡視小屋内部。ちょっと泊まりたくはない……」
昼近かったため、巡視小屋で昼食と膝のケアを含めて15分程休憩してから、午後12時10分位に下山を開始する。
「日光白根山は薄ら白くなっていた」
痛む膝を庇いつつゆっくりと下りて、午後2時頃に日光澤温泉に到着。ここの日帰りは3時までなので何とかセーフだ。
「用がある人は鐘を鳴らして呼び出します」
鐘を鳴らしてからしばらくして山小屋の人が来たので入浴料500円を支払って入浴……。
「透明なお湯と白濁の硫黄泉の2種類の露天風呂がありました」
急がないと加仁湯の日帰り入浴時間に間に合わないのだが、どっぷりと入浴してしまった・・・。林道を急いで加仁湯に向かう。
「加仁湯は有名なだけあってすごく良かったです」
加仁湯には午後2時42分に到着。受付で日帰り入浴券(¥500円)を購入して温泉を堪能!微白濁の硫黄泉は最高だった!!
「帰り道に岩魚が居たので撮ってみました」
温泉に入った後は、夫婦渕の駐車場に向かってひたすら歩いて行く。膝が傷むが、幸いこの奥鬼怒歩道はほとんど高低差が無い道なので何とか歩いて行ける。
「行きはしまってましたが、帰りはゲートのバーが開いてました」
夫婦渕駐車場には、午後4時50分位に到着。車まで戻って、荷物を放り込んでからロガーを停止する。全行程22km・およそ11時間(日帰り温泉2か所&休憩含む)の散策だった。
「バス・タクシー等、公共機関も充実しているようです」
鬼怒沼山は標高差およそ1,000m程であるが、駐車場からの距離が長いのでなかなか大変だった。ヒナタオソロシの滝が見れなかったので、いつか手白澤温泉に泊まって見に行きたいと思いつつ、夫婦渕を後にしたのだった……。
駐車場(夫婦渕駐車場を利用。トイレあり)