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itachiの散策日記

硫黄系の温泉巡りと、ゆる~い登山・トレッキングの日記です!

王城山

  

王城山
「天気の良い日でした」


 王城山(おうじょうさん)は、群馬県吾妻郡長野原町にある、標高1,123mの山。群馬百名山と言うローカルカテゴリーの一つ。王城山は「ミコシロヤマ」とも呼ばれ、その名前の由来は日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の折に登ったことによると伝えられている……らしい。

 王城山は長野原町の林集落にある王城山神社付近から登るのが正当なルートなのかもしれないが、今回は林道 吾嬬山線の峠(標高1,160m)から登って(標高が下がるので下ってかな?)みることにした。

 道の駅 あがつま峡でトイレを済ませてから、川中温泉方面へと車で進む。川中発電所までやや細い道が続くが、しばらくすると道幅はそこそこ広くなり、日当たりが良く眺めの良い道になる。

 この林道は雑木が多いので、紅葉の時期に来ると良いかもしれない。そう思いながら車を走らせて行くと、登山口の峠に着く。


王城山
「川中温泉方面からだと見えにくいのです」


 しかし、登山口に気付かずに一回スルーしてしまった。林道の最高地点からしばし下った所で気付いたのだが、川中温泉方面から来ると登山案内の看板に気が付きにくいのかもしれない。

 仕方なく途中でUターンして登山口の駐車スペースへと戻る。王城山方面へと続くコンクリート舗装の林道の脇に4台ほどおける駐車スペースがあった。


王城山
「4台位置けます」


 すぐ近くにもっと車が置けそうな貯木場があるが、入口が開いていても仕事の邪魔になる恐れがあるので駐車しない方が良いと思う。

 なお、この峠の登山口は同じ群馬百名山の一つである、高間山の登山口にもなっている。どちらが先でも良いのだが、まずは王城山に登ることに決めた。短い行程だが、一応登山装備一式を準備して午前9時10分より登り?始める。

 
王城山
「林道は鎖で閉鎖されてます」


 コンクリートで舗装された林道を車で通れればかなり時間が短縮できるのだが、倒木等があるためなのか一般車は入れないみたいだ。

 まあ、健康のために歩くことが目的なので舗装された林道をテクテクと歩いて行く。当日は早朝の気温が-3℃と寒かったが、この林道は日当たりが良いのでとくに寒さは感じなかった。


王城山
「眺めもそこそこ良いです」


 しばらく歩いて行くと、林道は下りとなり、その途中にあみだ石なるものが現れる。この辺りはもともと地元民の採草地になっていたそうで、作業の途中で雨が降るとこの岩陰で雨宿りをしたんだって。


王城山
「あみだ石」


 ちなみに、あみだ石の名前の由来はわかってないらしいが、阿弥陀様の寝姿に似てると言う説があるんだそうだ。
 
 このあみだ石から少し下って行くと広い駐車スペースと、ベンチが置いてある王城山登山口に着く。


王城山
「ここまで車で来れればすぐなんですが……」


 王城山への登山道は雑木林の尾根を行く、よく整備された歩きやすい登山道だ。危険個所には手摺状にロープが張ってあるので、普通の人には危険な所も迷うような所も無い。

 ただ、登山道を少し外れると切れ落ちた場所や急斜面の場所があるので、小さい子供を連れて登る場合にはかなり注意が必要だと思う。


王城山
「登山道の整備状況は良好です」


 しばし進むと木の階段が出てくる。ここには段差を埋めるようにウッドチップが敷いてあった。本当によく整備されている。

 アップダウンを繰り返しながら進んで行くと、地元にあるらしい王城山神社の奥宮に着いた。ここは枝に囲まれているので展望はイマイチだが、枝越しに草津白根山が見える(道中でも見えるけど……)


王城山
「参拝して先に進みます」


 奥宮から少し下ると、新旧の東屋とベンチが置いてあり、そこに10合目山頂尾根と書かれた石碑があった。

 古くから信仰のため登られているみたいで、この山は本当によく整備されているな~と思う。さて、山頂まであと少し頑張りますか……。


王城山
「ここが山頂じゃないんだ~」


 木段を少し登って山頂に立つ。ここには昔、山城があったらしく、古城と呼ばれているらしい。山頂には石祠が3つと、細い鉄剣(当日は気が付かなかった……)、山名盤、由来を書いたものがあった。鉄パイプの柱は、お祭りの時に旗でも立てるのかな?


王城山
「錆びた棒が鉄剣らしい」


 石祠の所に刺さっている鉄剣、当日は全然気がつかなかった。あとでぐんま百名山まるごとガイドを見て、そんなものあった?と思いつつ写真を見たら錆びた棒がそうだったみたい(汗)。いや~、全く気が付かなかった……。


王城山
「浅間山~湯の丸山方面」


 当日は凄く天気が良かったため、浅間山~四阿山が良く見えた。標高は低いが、前に邪魔をする山や木が無いのでなかなか展望が良いと思う。


王城山
「湯の丸山~四阿山方面」


 たいした距離は歩いてないのだが、カップラーメンを持って来たので山頂で啜ることにした。山専ボトルに入れてきたお湯を注いで出来上がりを待つ間、山頂からの景色を眺めつつ一休み。


王城山
「火器を使うなら東屋で使った方が良いです」


 カップラーメンを食べた後は元来た道を戻る。麓の王城山神社からくるルートには、お籠り岩などの日本武尊由来の見所があるみたいなので、もう一度来ることがあったらそちらから登ってみようかな。


王城山
「十合目にある新旧の東屋」


 登山道を戻ってコンクリートの林道を登って車まで戻る。行きは気が付かなかったが、この林道からは赤城や榛名等の群馬県側の山も良く見える。草津白根山は木々が邪魔だが、かろうじて見える場所もあった。


王城山
「草津白根山方面」


 駐車場には午前11時頃に到着。4.3km・1時間50分18秒(コースタイムは不明ですが、たぶんこんなものだと思います)の散策だった。さて、次は高間山に登りましょうか……。


 itachiの戯言

 出発点よりも山頂の方が低いので山登りって感じじゃありませんが、アップダウンが頻繁にあるので少し疲れました。しかし、途中の林道や山頂からの眺めはなかなか良くて癒されましたね。

 初心者でも問題無く登れる山ですが、崩れて切れ落ちている所もあるので子供連れで出かける方は注意が必要です。他に注意する点があるとすれば熊ですかね……。

 あと、厳冬期には膝位までの積雪があることもあるらしいので、出かけるときには事前に地元の天候を調べてから出かけた方が良いですよ。林道 吾嬬山線に関しては冬季閉鎖などの看板は見当たりませんでしたが、積雪時にはしばらく通れないこともありそうな感じでしたね。

 なお、私的に良いのではないかなと言う時期は秋です。落葉樹の林なので、そこそこ綺麗なんじゃないかなと思います。標高1,000mそこそこなので夏は暑いでしょう。


参考書籍:ぐんま百名山まるごとガイド


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駐車場(登山口に4台ほど。周辺にトイレ無し。座標:36.570558, 138.678377)








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