A2Careのパッケージによると「主成分がウイルスや細菌・カビに働きかけ、除菌(抗ウイルス)・カビ抑制効果を発揮します。香りでごまかす一般的な除菌・消臭剤と違い、菌やニオイを基から除去します。」となっています。
消臭のメカニズムに関することはよくわかりませんが、ホームページには「酸素の酸化力」による「酸化」により消臭すると書かれていますね。
除菌に関しては「医薬部外品ではありませんので、それぞれに対する個別の殺菌効果については謳うことができません」となっていて、具体的に何に効くとは言っていません。ただ、高い効果はあるようです。
・実際に使ってみて
実際に普段の生活で使ってみた感想としては、表面についたあまり強くない臭いはすぐに消える感じですね。服についた料理のニオイとかはすぐに消えてくれそうです。
ただ、ニオイの元が一定以上付着しているもの、すでにある程度のニオイが発生しているものに対する瞬間的な消臭効果はほとんど無いんじゃないかなと思いました。
(スプレー後、完全に乾燥する時に消臭するみたいなので即効性は無いと思います)
醤油・酢を染み込ませたサンプル、枕カバー・雑巾・帽子等に使ってみましたが、1~2回の使用では多少ニオイが薄らいだかなと言う位です。何回か使えばやがてほとんど臭わなくなりますが正直、ネット上の評判ほどの消臭能力は無いと思いました。
しかし、菌の増殖によってこれからニオイが発生するだろうと思われるものに対する、防臭効果のようなものは期待できそうです。菌の増殖を抑えて消臭すると考えれば良いでしょう。
ほとんど水なので、一定以上掛けるとビショ濡れになります。靴とかの乾きにくい物にかける場合はほどほどに……。また、多目に噴霧すると若干の塩素臭が漂うことがありますが、時間の経過とともに消えますね。
さて、本題の登山の話ですが、今年の夏に燕岳1泊2日テント泊と高天原温泉山行2泊3日テント泊に持って行って試してきました。
テント泊山行となると、荷物になるのでメインの服は数日着ることになります。しかし、夏山登山は汗をかなりかくのでどうしても服の汗の臭いとかが気になるのです。
そこでA2Careを噴霧して干しておいたところ臭いの発生は無く、翌日も気持ち良く着ることが出来ました。菌の増殖を抑えて、汗臭さを低減出来ているのだろうと思います。
前述にもありますが、ほとんど水なので噴霧しすぎると濡れます。天気が良い日中はよいですが、雨の日や高所だと濡れるとなかなか乾かないと思うので、ほどほどにかけて乾かすを繰り返した方が良いですね。
他にも、誤って濡らしてしまった登山靴の放った悪臭には効果がありました。菌の発生により、これから強くなるニオイを抑えるのには良い商品なんだろうと思います。
欠点はニオイが強い場合には効果をすぐに実感しにくいのと、1回に結構量を使ってしまうのでコストパフォーマンスが悪いことですかね……。
itachiの戯言
登山用品店の
好日山荘や
さかいやでも取り扱っているので、登山の消臭剤と言うか防臭剤としてはおススメ出来る製品だと思います。行程を終えた後、強いニオイが発生する前に噴霧しておくと良さそうです。すでに強い匂いが発生している場合には、ほとんど効果は期待できない……ような気がします。
持ち運びに便利な50mlサイズのスプレーボトルもありますので、普通の消臭剤は香料の匂いが気になる、でも汗臭いのも気になるって人に向いてそうです。消臭の他に除菌もできるので、トイレの便座除菌にも良さそうですよ。
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