テント泊で燕岳(後編)

itachi

2016年07月23日 00:04


「燕山荘前にある正体不明の像」


 テント泊で燕岳(前篇)の続きです。燕岳から戻って昼食をとった後は、燕山荘付近の日陰でボーと過ごす。大天井岳方面の散策に出かければ良かったのだが、微妙に疲れてたので……。
 午後は少しガスが上がってきたので、テントの中に入れるかなと思いつつ行ってみたのだが、暑すぎてとても無理……。



「フライシートの中に入った虫が暑さで死亡したもよう」


 itachiのステラリッジテント2型は、フライシートの色をPE(ピーコック)にしたのだが、何故か本体とフライシートの間に虫が大量に入り込んで死んでいた。

 黄色のテントは外側に大量に虫が付いているが、色の特性なんだろうか・・・。それとも、黄色もフライシートの中側に入ってるのかな?他の人に聞いておけばよかったかも。



「40張り位のスペースがあるようです」


 その後もボケ~っと景色など見続けていると、やがて午後5時を過ぎた。この頃になると、だいぶテントの数が増えてきた。

 流石に平日なので一杯にはならないが、シーズン中の休日は張れないこともあるんだとか……。



「燕岳ではよく見られるようです」


 燕山荘の東側で人々が手を振っているので、何だろう?と思ったら、ブロッケン現象が出ていた。折角なので皆様と同じように遊んでみる(笑)。



「谷に流れる雲」


谷に流れる雲が、まるで激流のように見える。


雲は見てると良い暇つぶしになるんだよね~。




「黄昏るゴリラ・・・」


その後は、黄昏るゴリラを眺めたり。




「雲は見ていて飽きないです」


燕岳方面のニョキッと出た雲を眺めて日暮れを楽しむ。


こう言う時間は、泊まらないと得られないのかもしれない




「テント場のトイレ」


 流れ的に全く関係の無い話だが、テント場のトイレはボットン便所である。日中はハエが凄かったが、夜~朝は虫が居なくてそれなりに快適だった。



「超手抜きの食事」


 燕山荘で水(1ℓ200円)を購入。ジェットボイルでお湯を沸かして、アルファ米とカップラーメンリフィルで簡単に食事を済ませると、後は何もやること無し……。

 この日はガスが多目だったのと、満月だったので星空は望めない。やることが無いので寝ることにする。



「光らすとこんな感じ」


 テントの張る向きをミスって地面が斜めだったが、特に問題無く眠れたようで、午前4時までぐっすりだった。起床後は、燕岳方面に向けて歩いてみることにする。



「イルカと満月と槍」


 途中まで歩いて、朝焼けと燕岳を撮るには、燕岳に登ったら駄目だろうと言うことに気付いた(馬鹿ですね)。



「仕方ないのでセルフ撮り」


 朝焼けだけだとつまらないので、自分も居れてみたが斜めだったようだ。まあ良いか……。



「山頂から槍ヶ岳」


 山頂から辺りを一通り眺めた後は、雷鳥を探しながら山荘まで戻る(やはり見つからなかった)。



「朝飯も簡単に・・・」


 朝飯は、アマノフーズのフリーズドライの親子丼とアルファ米。フリーズドライは侮れないな~と思いつつ簡単に済ましてテントの撤収作業を開始。

 夜露や結露で濡れているテントを苦労して撤収して、午前7時過ぎに下山を開始。ロガーの記録を忘れていることに途中で気が付いたが、まあ良いや~とそのまま下山を続行。



「スイカはまたパスです」


 下山中の学生登山の中学生の群れをパスさせて頂いたりしながら、午前8時16分に合戦小屋に到着。休憩せず、そのまま下山する。

 その後は、新しく登ってくる学生登山の中学生の群れを待ったり、ツアーの方達を待ったりしつつ、頑張って下りる。

 かなり人が多い山なので、すれ違いが多く、早い人も予定より遅れることを考慮しておいた方が良いと思う。



「ギンリョウソウ」


 登ってくるときは気が付かなかった銀竜草(ギンリョウソウ)を発見したので撮影してみる。変な植物だな~。



「ようやく下山完了」


 その後は順調に下りて、中房温泉の登山口には午前10時16分に到着。出発時間を見忘れたが、大体コースタイム位だったと思う。

 休日は人が多すぎて大変らしいが、燕岳は噂通り良い山だった。機会があったらまた来たいな~と思いつつ、温泉に入ってから撤退したのだった……。


関連記事2:燕岳に日帰りで♪

駐車場(中房温泉付近の登山者専用駐車場 第1~第3を利用)





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