高湯温泉

itachi

2007年10月24日 21:33


「今回立ち寄った、高湯温泉の共同浴場 あったか湯」


 高湯温泉は、福島県福島市にある温泉。磐梯吾妻スカイラインの入り口にある温泉で、その泉質はとても良質な硫黄泉である。
 野地温泉から磐梯吾妻スカイライン(普通車1,530円)に入り、奥州三高湯の一つ高湯温泉を目指す。標高が高くなるにつれ紅葉が見事になってくるが、曇り空のうえに霧がかかってしまい残念だ……。

 それでも、時々霧が晴れると見事に色付いた木々が美しい。紅葉を見ながら磐梯吾妻スカイラインを上っていくと、やがて木がはえていないエリアに着いた。標高が高い上に、有害な硫化水素ガスが発生しているからである。地元群馬の白根山にも、コレと良く似た風景がある。



「磐梯吾妻スカイラインの頂上付近。周辺を散策できるようになっていた」


 少し下った所で、時折青空が覗くようになったので車を止めて周囲を眺めて見た。土曜と言うこともあり、次から次へと車が上ってくる。完全に晴れていればもっと沢山の人がくるのだろうな……。



「高湯側の紅葉。反対側の方が綺麗ですね……」


 磐梯吾妻スカイラインを下っていくと、やがて高湯温泉街に着いた。どこにしようか迷ったが、立ち寄るだけなら安いところでいいやと思い、人気の共同浴場あったか湯に入ることにした。

 ここは共同浴場だけあって、料金は250円と安くなっている。この施設は露天風呂のみで、10人程が入れる浴槽が一つだけしかない。なんでも、硫化水素ガスが多く、危険だかららしい……。

 泉質は、硫黄泉(酸性-含硫黄-アルミニウム・カルシウム硫酸塩泉)で、青みがかった白濁をしておりとても綺麗な温泉だ。当然硫黄の匂いもし、加水無し・加温無しの完全なかけ流しである。

 酸性度はかなり高いが、玉川温泉のようにぴりぴりとはせず、とても気持ちよく入ることができ、私のお気に入りランキングの上位に入る良い温泉になった。



「駐車場下にある源泉。近づくな危険と書いてある」


 超良質な硫黄泉を堪能できた私達は、一路岩手を目指して東北自動車道を北上する。次の目的地は、栗駒山にある須川温泉だ……。





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